独立から5年。士業として信頼感あるホームページ制作とリニューアルで地域からの問い合わせを獲得
中小企業向けの経営コンサルティング業を営む、合同会社BLMビジネスラボ代表石井様は、「あなたのビジネスをミギナナメウエへ」をコンセプトに、資金繰り支援や補助金獲得支援、事業再生・経営改善支援を実施されています。創業は2021年で、創業時に現在の原型となるコーポレートサイトを制作し、2025年に一部サービス内容のリニューアルを弊社で担当しました。併せて、名刺や年賀状のデータ作成など、販促ツールの制作も弊社で実施しています。
この記事では、その制作の内容や事業にどのような変化があったか、について代表取締役の石井様にインタビューをお伺いしました。
3項目のまとめセクション
創業当初、ホームページがなく「Jimdo」で自作した日々
石井さん:
独立当初、ホームページは存在していませんでした。まだ駆け出しで、創業支援やコンサルティング業務に奔走していた時期です。忙しい日々のなかでも「やっぱり、ホームページがまったくないよりはあった方がいいだろう」という思いから、自分で作ってみようと決意しました。
その時に選んだのが Jimdo というサービスです。無料で始められるうえに、自分でページを増やしたり編集したりできることが魅力でした。実際に触ってみると、テキストや写真を入れることはできるので、「最低限の情報発信」という目的は果たせました。
ところが、次第に限界を感じるようになります。最大の課題はデザイン性でした。文字の大きさや配置、写真の見せ方など、いかにも「自作サイト」といった雰囲気が強く出てしまい、企業としての信頼感にはつながりません。特にコンサルティングという業種は「信頼」が前提になるため、見栄えが中途半端なことはむしろマイナスになると気づきました。
やっぱりコンサル業という業種を考えたら、それなりのホームページが必要だったんです。独立したてでも、きちんと見せることが大事でした。
この気づきが、プロの制作会社に依頼する大きなきっかけとなりました。
TenCyの提案と制作過程のポイント
石井先生は中小企業診断士としてのキャリアは既に積まれており、税理士事務所でのコンサルタント業を経て現職である合同会社BLMビジネスラボを設立されました。ですが、法人設立初期段階のため、まだ打ち出せる実績は多くは無い状態であり、提案のベースとして以下の戦略を検討し、企画提案を実施しました。
- 提案方針内容①ミギナナメウエのコンセプトを最大限活かし、新規のお客様が興味を持ってもらえる構成とする
- 提案方針内容②士業として信頼感獲得のために顔出しや提携パートナー、メニュー内容を具体的に可視化する
制作を通じて感じたこと
石井さん:
Jimdoで自作していた頃は、やっぱりどうしても“手作り感”が出てしまって。どうしても見栄えやデザインに限界を感じていました。でも、制作のプロにお願いしてからは、相談もしやすく安心感がありました。頼んでよかった、と本当に思っています。
制作プロセスのなかでは、「これできるかな?」と不安に思う瞬間もありました。それでも一つひとつ相談を重ね、丁寧に進めてもらえたことで、最後まで安心して任せることができたといいます。
制作後の効果と一部リニューアルの経緯
小規模なサイトでありながら、地域の事業者との繋がりのきっかけに
石井さん:
ホームページを通じて直接の問い合わせも入るようになりました。特に成果が見えやすかったのは次のような案件です。
- 補助金関連の支援依頼:3件
- 創業支援案件:2件(カフェ、介護施設の立ち上げなど)
これらは広告を打ったわけでも、SEOに強く取り組んだわけでもありません。それでも、サイトが「地域の検索ニーズ」に引っかかり、問い合わせにつながったのです。
正直SEOはほとんどやっていません。それでも“近所の人が検索して見つけてくれた”というケースがあって。まさにローカルでのつながりを実感しました。
認定支援機関としての信頼補強
ホームページは、それ単体での集客効果だけではなく、様々なサイトからの被リンクが効果を生むこともあります。例えば、クライアントが中小企業診断士の有資格者ならではの事例として、経営革新等認定支援機関制度への登録があります。
認定支援機関に認定されたことで、一覧ページに当サイトがリンクされました。その制度を活用した支援を求める方々が、自然と検索からサイトにたどり着くようになったことで、単純にSEOの効果のみではない成果に繋がりました。
結果的に、地域金融機関との連携案件や計画作成の依頼にも発展しました。サイトを持つことが複合的に成果を生んだ事例だと考えています。
名刺や年賀状などからホームページへの導線も
石井さん:
意外なところでは、年賀状にURLを記載したことがきっかけとなり、取引先や知人から「ホームページ見ましたよ」と言われる機会が増えました。毎年、デザインを工夫していた年賀状が、Webへの導線として活きたのです。
「あ、ちゃんとホームページあるんですね」って言ってもらえるだけで安心につながりました。特に初対面のお客様には信頼の裏付けになったと思います。
まとめと今後の展望
今回の事例は、独立直後の“ないよりマシな自作サイト”からスタートし、プロによる本格制作とリニューアルを経て、地域からの信頼と問い合わせ獲得につながった成功例です。
- デザイン性の不足 → 自作ではなくデザインに強みのある制作会社へ依頼し改善
- ローカル性を意識したサイト構成 → ローカル検索から創業支援や補助金案件に結実
- 長期的に安定した運用実績と成果 → 「頼んでよかった」と実感
「ホームページがあるかないか」で、取引先や地域の人々の印象は大きく変わります。特に創業初期の事業者にとっては、信頼の第一歩を築くための重要な投資であることが、この事例から見えてきます。
今後も、継続的なサービスページの拡充やプロフィール情報の更新、ブログ等の情報発信の強化を通じて、価値のあるサイトとして売上獲得に貢献できるようにサポートしていきたいと思います。
士業・中小企業診断士業のホームページ制作にお悩みなら、士業ビジネスへの理解が深い弊社TenCy株式会社にご依頼ください
弊社は、代表が中小企業診断士の有資格者と税理士試験合格者の2名が共同で運営する制作会社です。専門業域や中小企業に関連する法律への理解も深く、豊富な実績に裏打ちされたご提案が可能です。また、イラストやデザインに強みもあることから、士業の堅苦しさを緩和し、親近感が持てる相談しやすいサイト作りを目指すことができます。
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